2005/2/25の練習

(1) 2/25(土)のVRT練習(亀井周回)．
黄色:ワット，青:スピード，赤：心拍数，緑：ケイデンス，灰色：トルク．

(2) 2/25(土)のトレーニングライド全体．

(1)のAverage Powerは197W，Normalized Powerは237W，Average Speedは32.7km/h．

(2)のVRT練習の後の比較的平らなセクションは，約25分 × 2本のヒルクライム(ペース走@242W, 249W)．これに較べて，(1)はパワー変動が著しいことがよく判る．典型的なクリテリウム形態の練習である．

今回，テクニカルコーチの指導により，「集団でのハイアベレージ集団走行」という目標があったが，各人パワー特性に違いがあり，そう旨くは周らなかった．

ま た，本ライドの練習効果という観点では，数10秒～1分のL6(anaerobic capacity)出力を繰り返しているためL6のパワー向上効果が期待できると思われるものの，Average powerはL3(Tempo)程度に収束しており，全体長も1.5時間程度と短めであった．このため別途L4(LT)やL5(Vo2Max)の連続的な ワークアウトを付加しなければ，ベースとなる有酸素能力のトレーニングが不足する恐れがある．

※Normalized Power: トレーニングライドのパワー変動の大きさを示す．ヒルクライムのようなペース走ではほぼAverage Power=Normalized Powerとなり，クリテリウムのような変化の大きい走行ではAverage power ＜＜ Normalized Powerとなる．またクリテリウムのような走行でも，1時間全力(アタックを繰り返すなど)で走り切ると，そのNormalized Powerは，選手の1時間ペース走のAverage Powerにほぼ等しくなる．