5/06/2007

引越し

http://tarmac2006.blog103.fc2.com/
モバイル対応等のため、FC2に引っ越します。
ここもこのまま残します。

4/24/2007

Training @ sea-level for a race @ altitude

http://www.letsrun.com/forum/flat_read.php?board=1&id=1597395&thread=1597317
↑より。Danielsさん、そんな身もフタもないことを仰られても.....
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Sea-level residents do not have a chance in the altitude race unless you are about 10 or 15 seconds per mile better than any altitude-trained runners you may compete against. It is interesting that the year the Worlds are to be held in Kenya, the US Trials will be at altitude, apparently to prepare for the upcoming sea-level race in the heat and humidity of a Kenyan sea port. Best way to prepare, if you are a sea-level resident would be to spend 3 or 4 weeks at AL in December, go down for a week, back to AL for a couple weeks, back to SL for a week and back to Boulder the day before the race. But even then you must have had a few race efforts at AL during your time up there or you are at a competitive disadvantage. A practical solution may be to encourage the race organizers to add a 4k to the program (not to make a team, because that distance doesn't exist anymore at Worlds), just to allow others to experience altitude racing -- altitude trained or not.
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Lydiard Interpreted

http://www.bunnhill.com/BobHodge/Special/LydiardInterpreted.htm
Lydiardのトレーニングって、結構分かりにくいよなー、 という方に。

4/21/2007

The Flying Scotsman

http://www.youtube.com/watch?v=7upvpUId6i8
英会話の先生から聞いてたんですが、Graeme Obreeが映画になってるらしい。かなり、かなり見たい。

Obreeは、バイクの開発、ポジションの研究なんかを、風洞も用いずに実践した先駆者ですね。かっこいいです。今も、ときどき走ってるらしい。
http://biketechreview.com/phpBB2/viewtopic.php?t=1314

Lemond

http://www.youtube.com/watch?v=AyvwtOQYQ-E
熱い。これのオリジナルのビデオ欲しい!
Lemondの奥さんのファッションには時代を感じる...

4/19/2007

実施例

(BTRより)
http://i16.tinypic.com/4d2c4ds.jpg

こういうのもアリだと思う訳ですよ。

偽MのPのL

な、なにー!
ProBikeKitで安売りしているGrayのPro 2 Lightsは、Pro 2 Raceのラベル貼り間違い不良ロット??

http://biketechreview.com/phpBB2/viewtopic.php?t=1418&sid=bc44cfee184bd9e95048a1f6e3bae2f3
そのタイヤ、GrayのPro 2 Lights..... 私も買ったんですけど....たくさん....
水色(ホンモノ)に比べて2~3Wくらい損してるかな。

4/15/2007

湯の香りと共に忘れじ

とりあえず、湯畑の模様などお楽しみください。




....さて、ツールド草津に初参加。順位不明、タイム42分36秒、 avg. 237W。普段の練習の時以下じゃん... 今日はためしにPTのメーター見ないで走ってみたのだが、案の定右下がりの....史上最も恥ずかしいペーシングとなったため、非公開。

山頂の模様。雪。
左下に優勝者の方が入ってしまっていますが、特に他意はありません。

そんな恥ずかしい出力にしては、この程度のタイムで済んだ。これは今回から採用したエセ・エアロヘルメットの効果か? 今回、かなりのクロスウィンド条件だったので、結構効いたはずだ。今日の気温なら、体温上昇も問題にならなかった。

しかし、草津アメダスによれば風速2m/sとなっているが、そんなもんじゃなかったような....

さて、今回のメインイベントは温泉と蕎麦。蕎麦は、柏香亭さんで、ざるを。タイミングよく、打ちあがり5分後くらいの蕎麦がでてきた。うーん、これは....これが蕎麦ってやつかって感じだ。舞茸天を頂けなかったのが心残り。

4/08/2007

4/8 サイクリングの記録


今日は統一地方選挙の傍ら、すごい近所でレースがあったらしい。ちょっと見に行った。ショップのクラブ員がAで優勝していた。しかしあんな狭いところでこんな人数がクリテリウムを...と思っていたら、案の定、結構落車があったらしい。JCRCさん、どうせなら事故の少ないITTをやりましょう。機材好きな日本人には受けます。おそらく。

さて、今日のコースは名栗方面。98%FTPでスレッショルド・ワークをこなす。名栗では、ちょうど味噌まんじゅうが焼きたて。眼下の名栗川では、桜の下で子供やら犬やらが遊んでいる。



続いて山伏峠を98%FTPで越えて... 続いて99%FTPでもう一本。
辿りついたここはどこでしょう? 目が休まる眺望です。



刈場坂峠です。当たり前。
4h、280TSS。最近の週末練習にしては、気合抜けめのIF0.82でした。

4/01/2007

エープリルフールネタではありません

http://www.biketechreview.com/tires/images/AFM_Bumpy_Data_BTR_rev1.pdf
BTRにAFMさんの新作が。コツコツとテストされていた、「コブ付き」ローラーでのCrrテスト結果。チューブラーは振動吸収に優れ、乗り心地がよいのは良く知られている。だが、その分Crrが高く出る傾向にあって、レース用途ではクリンチャー有利とされていた。一方、屋外環境では路面凹凸のCrrへの影響が無視できず、このためチューブラー優位という意見もあった。確か日本でも、アマンダさんがそういう主張をされていたような。

今回のテスト結果によれば、チューブラー(ZIPP)はクリンチャー(OpenCorsa-EvoKS23、EvoKS20、GP4000)に比して明確に、「コブ付き」の場合のCrrが増加していないことが分かる。路面凹凸によるパワーロスが少ないということである。むむむ....

そして今回のデータで特筆すべきは、なんと、ZIPPチューブラーとKS23がCrr的に比肩している点である。ちなみに、ZIPPチューブラーはVittoria製らしく、実質、CorsaEvoKSそのものであろう。AFMさんによれば、特にTrackGlueを使った訳ではなく、ContiGlue(速乾性?、http://www.mizutanibike.co.jp/continental/acce03.html)を2回塗布し、ヒートガンで乾燥させただけだという。これはチューブラー派に光明か? それとも、ZIPPチューブラーがすばらしいのか? DedaやVeloflexではどうなるのか?

なんにせよ、これで筆者も、またチューブラー使ってみようかなモードとなった。

3/25/2007

リビング風洞、バイクラ

http://www.nyvelocity.com/content.php?id=1255
http://www.nyvelocity.com/content.php?id=1281
http://biketechreview.com/phpBB2/viewtopic.php?t=1355&sid=ea3e66a0344d2f7da31405ad9b12b685

うーんこいつ部屋が広くて羨ましいなぁ....というのはさておき、今月のバイクラもあったし、ついに日本にも第二次空力ブーム到来か?

で、各所で話題のバイクラ4月号を買ってみた。お、なんか凄い。 走行速度が速いほど、エアポケットが短くなるのか。集団の先頭もドラフティングのメリットを受けるという話も初耳だ。どうせなら、ヨー角の影響まで立ち入って欲しかったなー。

残念なのはp.44以降。なんかSRM使って測定しているのだけど、ちょっと測定方法が....iBike使ってCoast Down Testすればいいのに。テストの順番も書こう。俺なら、各サンプルを順番に数回ずつテストするな。ていうか、チューブラーとクリンチャー混ぜるな。

しかし慣性って....人車総重量から考えるとそんな影響があるとは...とJobst Brandtさんもいってた。本当にアマンダさんがこんなアドバイスしたのか?信じられない。

それに、人間が絡む加速時のパワースパイクを議論してどうするのよ....せめて、加速に要したエネルギーで見るとか、方法あるじゃない....

ということで、ホイールの慣性の影響なんてウソでしょ、と思い込んでp.47の表を眺める。また、イオ/コメット、GL-330はチューブラー(コンチスプリンター)、キシリESとコスカボSLはクリンチャー(コンチGP4000)。イオ/コメット、GL-330には不利な条件のはずだ。ということは、イオ/コメット、GL-330は表よりもっと転がるはず。そしてキシリESは、GL-330よりはるかに空力がアレだと....うーむやっぱりあのスポークの太さ、リムのボコボコ形状はよくないか? でも雑誌的にはやっぱり、キシリESをクサするような結論は書けないわけね。

え、「ヒルクライムではホイールの空気抵抗は関係ない」??? 確かに、ずっと8%くらいの勾配が続くとか、完全無風ならそうかもしれないけど。まぁ、ホイール以外の影響要因も大きいからそう言えなくもないか。

ということでバイクラさん、次回はiBikeでヨロシク!

3/21/2007

つくばLSDにおける物損について

 図1 PTのCPUマウント部の下半分


本日は久々復活のBランク師匠イベント、つくばLSDに参加。が..... 途中でPTのCPUマウントが折れた...あーー

やっぱりあれか。たまにCPUの周りを握りこむようなポジションを取ってたせいか。

おまけに、坂を下っている最中にCPUが外れてコロコロコロ....幸い、CPUは無事。だが、残り3時間ほどCPUをマウントできず、貴重なデータを採取できない事態となった。

だがCPUが外れたあと、“PEモード”になったあと、調子がよくなったような気がするのはなぜだろう。レースのときはサイコンやHRMにテープを張って隠してしまう、という選手もいるそうだが、ペーシングに難がなければ、たまにはそういう「データ採取オンリー」の使い方もありかも。

尚、上記の失われた記録時間については、PEの記憶から大まかなワークアウト内容とTSSを計算、CPSに入力した。

3/11/2007

通常の3倍なシロモト


先日来より不調なシロモトインドアトレーナー。メーカーに負荷ユニット交換を依頼するとともに、かねてよりの課題であった負荷増大も依頼していた。すると、土曜日の練習中、メーカーご担当者殿より直電話が:

「tarmacさん、マグネットの増設は、取り付け面積の関係上、今の数でもう一杯なんですよ.....普通はね」「....ですが、実は今開発中の“新型”用の超強化マル秘マグネットを使えば、同じ数で遥かに...まぁ、とりあえず送りますよ。どうぞ楽しみにお待ちください....」(一部脚色)

 * * *

今日、届いた。右が新品。見た目は一緒だが、フライホイールをまわしてみると、なんか重い。早速、本体に取り付けてちょっと回してみた。

....えーと、インナーロー、60rpmで80Wくらい... うーん、これではレストできない(泣)。ちょっと、調整が必要である。マグネットとプレートの距離を広げてみよう。

なんにせよ、これで当家のシロモトはあと十年は戦える雰囲気となった。ありがとう、シロモトさん!

3/03/2007

Let's runチェックしてますか?

http://www.letsrun.com/forum/
またランニング関連ですが。このフォーラム、CFをも超える濃密さ。ランニング関連の皆様はチェック済みですよね。有名な本の著者各位もこっそりと登場しているとの噂。jtupperさん=Jack Danielsなのか?

ここにスティッキースレッドで張り付いている↓は押さえたい:
http://www.letsrun.com/forum/flat_read.php?thread=308471

今はこれを読んでます:
http://www.letsrun.com/forum/flat_read.php?board=1&thread=283441&page=0

DRF (Daniels' Running Formula)


次の斜め読みアイテムがようやく到着.... リディアード、コーときたら、次はやっぱりダニエル。
ちなみに、High-Performance Cyclingと同じHuman Kinetics社です。マニヤックな出版社ですねー。

2/24/2007

いわゆるTrack Glueについて

Clement Red Track Cementの在庫をお持ちの方、どこかで見かけた方、使ったことのある方、情報頂けますと幸いです。多分、↓の左側のような見た目のやつだと思います。
写真はhttp://www.yellowjersey.org/tubstuff.htmlより。
買い占めたのは...BTRでおなじみのあの方?やっぱりセラックは面倒だったと...

PEで十分です

HR使うくらいなら、RPE(体感強度)の方がまだまし...本当か?
Focusing on heart rate for effort feedback

でも、この研究は面白いかも。mapei sports serviceっていろいろやってるんだな。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=15179175

例のHigh-performance Cyclingの、Achtenの書いた節には、Orthostatic test(*1)によってリカバリー度合いをモニタする方法が載っている。コー本にも、似たようなことが書いてあった。そういう用途には、HRも有用なのかもしれない。でも、このテスト、普通の人は毎日はできんような...

*1 起立テスト? 10分間安静ののち、起立。15、90、120秒後のHRを取る。これを毎日決まった時間に行う。

ちなみに、High-performance Cyclingの同じ節には、HRに影響を与える要因と、その大きさ(!)が具体的に列挙されていた。これらの変動の多くは、体のコア温度の変化に依存しているらしい。具体的な影響要因と影響度合いは以下の通りだと言う。
  • 日々の変動: 2-6bpm
  • Cardiac Drift (トレーニングセッション中の時間的変動): 5-25bpm
  • 気温の低さ: 10-30bpm
  • 気温の高さ: 10-30bpm
  • 脱水: 2-7%
  • バイクポジション: 2-5bpm
実際問題、どの要因によってどれだけHRが変化したのか良く分からないのがつらいところ。

ラボ内環境だったら気温や脱水は管理できるし、Cardiac Drift もある程度予想できるのだろうから、HRを何かのフィードバックに使うことも分からなくない。しかし、一般人が屋外で測定したHRが、PEに比べてどれだけ有効なものだろうか。

PEで十分、というか、HRよりPEの方が良いのではないか。よくできたPEのスケール、その記録は前提として。

Aero helmet?

エアロヘルメットはマスドレースで使用できるか? 皆さん、考えることは同じですね...
http://biketechreview.com/phpBB2/viewtopic.php?t=896&postdays=0&postorder=asc&highlight=helmet&start=0
まぁ、日本のヒルクライムなら、単に「ヘルメット着用」としか書いてないからなんでもいいんだろうけど。

下記が、国内レースでよく適用されている、JCF規則の関連箇所。
-----------------------------------------------
第3章 競技者の装備
第8条 (装備)
競技者の基本的装備については,UCI規則に準じ,以下のとおりとする.
4. ロード・レースにおいても,競技・練習において本連盟公認のヘルメット
  の着用を義務付ける.
-----------------------------------------------
そして、「本連盟公認のヘルメット」の一覧がこれらしい。
http://www.jcf.or.jp/jp2/helmet/index.html
エアロヘルメットは、JCF規則に従うレースでは無理っぽい。
しかしTTヘルメットでも、ルディーのサイトンしか許可されてないんだ?


では、JCF規則外、ヘルメットを着用しさえすればよいレースなら?
なるべく軽い方がいいよな。それに、あまり目立つとなんかヤダし...
ルイガノのクロノやロケットはアメリカでは定番らしいけど、ちょっとエアロっぽすぎるなー

こういうのもあるらしい。うーん、キツい。
http://cgi.ebay.com/Aero-Cycling-Helmet-TimeTrial-Triathlon-Ironman-Carbon_W0QQitemZ160083184699QQihZ006QQcategoryZ42327QQrdZ1QQcmdZViewItem

トラックでよく使われてるこれなんかどうだろうか。Casco WarpII。
しかしCascoのヘルメット、他のも普通にカッコいいじゃないか!!
輸入してほしい。

うーん、やっぱり普通のヘルメットに、パールのレインヘルメットカバーでいいか....
昔の穴の少ないヘルメットとか、重そうだしな~

2/20/2007

シロモトさん!


あー....変な音がすると思ったら、なんでこんなとこが...熱で歪んだ? イモねじがスリップするようになった。また負荷ユニット交換か.....マグネットも痛んでるし.....うーん

2/11/2007

Calibrtaion of PT using "Poly-Tank method"

PowerTapは殆ど校正がずれない、経年変化がない、SRM Proよりずれない、と言われている。本当か。そもそも、皆そんなにチェックしてないだけじゃないのか。大きな衝撃が入ったとき等、結構心配である。それで、筆者もPTを購入してから時折チェックしている。

方法は、下記[1]、[2]が参考にできる。SRM公式サイトの方法([1])とPT用の「民間療法」であるStomp-test方式([2])がある。筆者は以前はStomp-test方式で行っていたが、この方法では不安定なウェイトのかけ方となり、安定した結果が得られない。そこで今は、[1]と[2]とを混合した方式(以下、ポリタンク方式)で行っている。
[1] http://www.srm.de/Online_Manual/SRM_English_Manual/PMCalibrate.htm
[2] http://midweekclub.ca/powerFAQ.htm#Q23

以下に、その手順を説明しよう。

図1 校正システムの全体構成


まず、このように装置をアレンジする。スタンドは適当に据わりの良い、安定したものを。ワイヤは対荷重の大きさをチェックして調達されたい。たとえば、チェーンとフックなどがチープである。

ここで、PTにトルク入力を与えるための、“Known-weight”....質量が分かっている「重り」の調達がキーである。この質量の誤差の範囲内でしか、PTのトルク測定値の誤差を確かめられない。

ここでは簡便性を重視して、ポリタンク(灯油缶18L、(株)千曲化成)に水を入れ、*ワイヤと合計*で13.6kgとなるように調整した。ただし、この「13.6kg」は家庭用体重計(HBF-351、オムロン)による測定。体重計の誤差、経年変化のため、あまり高精度かつ一環した結果は得られない。できれば、質量の真値から、常に誤差1%以下くらいにしたいところ。

より高精度を担保したければ、①用意した重りを、*最近*校正した秤で測定するか、または②質量の精度保障のある重りを調達する。①の場合、例えば郵便局の秤は定期的に校正されており、これを利用できれば質量の確認に有効である。②の場合は、トレーニング用ダンベルプレートで、十分な精度保証があるものを探す等。だが、そういった商品はなかなか無いようなので、やはり①がよいだろう。

また、ウェイトを何種類か用いて測定点を増やすのもよいアイデアである。なぜか? トルク入力に対するPT(やSRM)のトルク出力の非線形性を確認できるからである。bikeageさん(http://www.thebikeage.com/repairs.htm)ではSRMの校正に1、10、20kgの重りを使うそうだ。

図2 クランク部、ローテーション・ストッパー部の拡大


次に、測定前に駆動系を図2のようにセットする。クランクを地面水平(つまり、重りによってかかるトルクが最大になるようにする)にセット。後輪に適当な「棒」を突っ込んで回転を止める。ギアはアウター×トップ。だが測定点を増やすために、いくつかのギアの組み合わせを試すとよりよい。SRMの場合は、さらにクランク角度もいくつか試すことが推奨されている(上記[1])。

PTはトルクモード(上段のwatt表示部にカーソルを合わせ、「watt」が点滅するまで右ボタン長押し)にセット。すなわち、入力した重りに(正しく動作していれば...)比例する「トルク値」が上段に表示されるようになる。

さらに、ゼロオフセットを必ず行う。これはトルクモードにおいて、さらに右ボタンを長押し(3秒位)することで行われる。たとえトルク表示が「0」になっていても、ネガティブ・オフセットの可能性があるので、必ず行われたい。

さて、ここまでできたら、あとはPTの表示(トルク値)を読むだけ。測定値を、重りの質量・クランク長・ギア比から計算できるトルク値の推定値([2]に計算式あり)と比較する:
    Measured torque = (weight in lbs) × (crank length in mm)
               × (1 in/25.4 mm) × (cog teeth/chainring teeth)
質量・クランク長・トルク値の単位系に注意すること。PTのトルク値はlb-in表示なので、上式のように、質量はlb(オンス)・クランク長はin(インチ)に換算する必要がある。


....さて、皆さんの結果はいかに??

2/10/2007

Vo2 drift

この前買った「Hightech Cycling」の中に、A. Lucia、J Hoyos、J. Chicharroの書いた節がある。その中に、気になる記述があった。 本なのであまり転記できないが、要するに:

・最大下の運動中(20min@80%VO2max)、選手に一定パワー(エルゴメーターの出力)を維持させたとき、最初はType I Fiberが多く動員されている。しかし、時間とともにType I Fiberが疲労してくると、次第にType II Fiberが多く動員されるようになってくる。それとともに、酸素摂取量にドリフト(緩い増加)が見られ、選手の疲労が増していく。

・プロ選手はこの「ドリフト」の割合が小さい。つまり、プロ選手はType I Fiberの割合が多く、疲労開始が緩やかである。


これを受けた議論がちょっとだけここにあった。その締めくくりの一言は...まあ、そうですよね。
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From: Andy Coggan
Date: Sun, 21 Mar 2004 21:07:00 -0800
Subject: RE: HR and VO2 drift are real!

Dave Harris wrote:
> What type of training minimizes that drift, above and beyond
> the types of training most of us are already doing?

Nothing.
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why Armstrong can't sprint

http://groups.google.com/group/wattage/browse_thread/thread/7ad454392f76b8f
Wattageの昔のアーカイブより。スプリントパワーとTTパワーは両立するのか?
いろいろ面白いネタが含まれていたので、かいつまんで。


■筋肥大⇒ミトコンドリア濃度低下、毛細血管密度低下⇒LT低下
-----------------------------------------
From: Andy Coggan
Date: Wed, 30 Jul 2003 08:46:00 -0700
Subject: RE: why Armstrong can't sprint

Amit Ghosh wrote:

> > My gut instinct is that one could probably do a better job of
> > maintaining neuromuscular power than I have (e.g., think CTS "Power
> > Stomps"), but ultimately there must be some trade-off (e.g., title of
> > this thread), stemming mostly from LT-type training diminishing
> > short-term power (and not the converse).
> Why would this be ? Do you have a mechanism in mind ?

Yes - with increased chronic use (e.g., endurance training, electrical
stimulation), the tendency is almost invariably for muscles to become
slower contracting, and hence less powerful. At the extreme this is
mediated via changes in the type of myosin heavy chain that is expressed
(i.e., true fiber type conversion), but even short of that point there
are changes in ancillary proteins (e.g., myosin light chains) that tend
to diminish the speed of contraction (but also conserve ATP). It is
therefore difficult for me to picture how you could develop LT to its
absolute maximum, which probably requires an extremely high training
volume, without there being at least some decline in maximal
neuromuscular power. (Although again, one can probably maintain it
better than I have...for example, via maintenance/alterations in
recruitment patterns.) OTOH, I can't as easily picture a mechanism by
which training focused on increasing neuromuscular power would diminish
threshold power...although I suppose extreme hypertrophy, resulting in
increased diffusion distances and mitochondrial "dilution", might be
one. Mostly, though, training to sprint well probably negatively affects
LT power simply via neglect.
-----------------------------------------


■完全なmuscle type(遅筋⇔速筋)の変換は起こりえる。
 limited degreeというけど、10%も増えたらすごいんじゃないのか。
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From: Andy Coggan
Date: Wed, 30 Jul 2003 09:27:00 -0700
Subject: RE: why Armstrong can't sprint

Rick Simpson wrote:

> I also remember that you cannot change fiber type with
> training except for a small class of fibers in the muscle.

There is no question that with extremes of activity (i.e., chronic
electrical stimulation for 8-24 h/d), complete fiber type conversion may
occur. IOW, the genetic "programs" exist and can be activated. The only
real question is the extent to which such fiber type transformation can
be induced through voluntary activity...most people working in the area
now acknowledge that it is possible, albeit probably only to a limited
to degree (e.g., somebody born 50/50 might, through many years of
strenuous training, raise the percentage of slow twitch fibers to
60-65%).
-----------------------------------------


2/07/2007

Common Characteristics Of Successful Endurance Programs

http://www.coachr.org/common_characteristics_of_succes

その昔?、CogganがBTRのKirkさん(今年からTeam Toyota-Unitedの監督)とBTR Forumで喧嘩別れしたとき、議論の中で流れてきたリファレンス。
# そう、あれ以来CogganはBTRに書き込まなくなってしまった.....

KirkさんがどのようにToyota-Unitedを指導するのか楽しみ、というのはおいといて、Tim Gibbonsさんによる上記のレファレンスはなかなか面白い。

<<続く、予定>>

1/14/2007

Buy a Cervelo. ;-)

http://groups.google.com/group/rec.sport.triathlon/browse_frm/thread/f8886dfa100c5eaa/
↑これの#5、#29、#38のあたりとか。例の“High Performance Cycling”には、かのJohn Cobbによるエアロ機材の効果データが載っている。
----------------------
(すべて40kmTTでのタイムゲインとして。)
standard 36 vs rear disc/composite front 1:30
ave. racing clincher vs. high perf tubular 1:38
normal fork vs aero fork 1:16
standard barsw/clip on vs. integrated 1:10
standard frame vs aero frame 2:36
----------------------
このエアロフレームの効果に、疑問を示す発言者が多い。そんな中、Cogganが自身の経験や、過去のデータから、有り得なくはないと言っている。

This is ANT

直接自転車にどうこうという話題ではないですが。

http://www.thisisant.com/
最近、何かと話題のこの会社(Dynastream)。実は、2.4G帯省電力RFチップで有力。

この会社、昨年12月にあのGarmin社に買収されたばかり。さらに、最近のSunnto、PT 2.4(Wireless)のRF、あれもこれも、実はANT製。これからは、相互干渉の問題も少なくなっていくかな。
http://www.thisisant.com/index.php?section=34

ANTはDynastream社の独自規格。ZigBee(IEEE 802.15.4)やらBluetooth(IEEE 802.15.1)よりさらに低電力・狭帯域・狭域通信向けで長持ち。
http://www.thisisant.com/index.php?section=36

ZigBeeやBluetoothは沖電気・東芝といった日本企業が頑張っているジャンルでIEEE標準化も完了。だけど、今後増えていく「RFガジェット」には重過ぎるかもしれない。うーむ。

1/13/2007

違った

フォースFが速度の2乗に比例だから、パワーPは速度の3乗に比例じゃないか。

ということは:
・32hカマボコリム → 50mm前後のディープリム
.... -6sec/1hour
・ノーマルフォーク → エアロフォーク
.... -3sec/1hour
・ラウンドチューブフレーム → セミアエロフレーム
.... -5sec/1hour

ホイールは150g程度、フォーク+フレームは+200g程度の重量増でトントンか....

Aero Shopping List

http://sheldonbrown.com/rinard/aero/aerodynamics.htm

うーむ、エアロヘルメット、エアロ前輪、それからスキンスーツか。
エアロヘルメット(あまり派手じゃないやつ)はノーマルヘルメット+100gくらいか?

1/08/2007

Crrへの温度影響

これは、気にしていなかった。でも、考えてみれば当たり前か....

http://www.recumbents.com/mars/pages/proj/tetz/other/Crr.html
↑によると、10℃の気温上昇につき、Crrが約10%程低下する。これは、すごい差だ。

いままで、「冬に遅くなる」のは空気密度上昇のため、と思っていた。だが空気密度だけでは、ヒルクライムまで著しく遅くなることが説明できない。この前ACCで計算してみたときも、空気密度の変化だけでは、スピード変化を十分に説明できなかった。やはり、冬と夏のデータは、単純比較できなかったと....

この話は、BTRでAFMさん(Crr dataの作者)がDugastにインタビューした話から出てきたもの。
http://biketechreview.com/phpBB2/viewtopic.php?t=1130

※Dugastは、有名なハンドメイドチューブラーメーカー。

AFMさん、早速テスト時のタイヤ温度を測定。その結果....そう、アルミに比して放熱の劣るカーボンホイールでは、タイヤも加熱されて、よい結果がでてしまう...ということは....

これからレース前は、なるべく日当たりのいい場所に陣取るか。暑くてやだなー

空力....でヒルクライムが速くなる訳ないだろ

機材に頼って、速くなってみようシリーズ。

1. はじめに
自転車の走行抵抗の殆どは、①空気抵抗+②転がり抵抗+③重力 である。

①空気抵抗は速度^2に、②転がり抵抗は速度に比例し、速度はライダーのパワーによる。また、③はコースの勾配、人間と機材の重量によって変わる。さらに、①に対しては、コースにおけるヨー角(車体に対する風向き)の影響が無視できない。ディープリム、エアロフレームなどは、ヨー角が増えるにつれ、より著しく空気抵抗を減少する傾向がある。

よって、ライダーのパワー、コースプロファイルも考慮した、最適な①、②、③の組み合わせとなる機材のチョイスが重要となる。


2. 想定ライダー
筆者のデータより、基準重量として、人間+機材 = 68kg、パワー(FTP)=260Wを想定する。


3. 想定コースプロファイル
コースプロファイルとしては、「つがいけ」(平均勾配~7%)を選んだ。単に、筆者のターゲットレースの一つという理由による。

下図は、2006年同大会における筆者の走行スピード分布である。このコースは全長約17km。特徴は、登り勾配がほぼ単調に続き、10~15kphと15~20kphの走行時間が非常に長く、他のレース(美ヶ原、富士)に見られるような25kph~のハイスピードセクションは殆ど無いこと。よって、低速度域での優劣が重要となる。



4. 各抵抗力に対する機材の影響
以下、各抵抗力に対する機材の影響を、想定ライダーの想定コース走破時間(~1hour)に対して見積もっていく。

①空気抵抗

参考文献[1]によれば、時速27kph前後において、エアロ機材の影響は以下の通りとなる。
・32hカマボコリム → 50mm前後のディープリム
.... -48sec/1hour
・ノーマルフォーク → エアロフォーク
.... -27sec/1hour
・ラウンドチューブフレーム → セミアエロフレーム
.... -40sec/1hour
上記数値は、他の文献に見られる測定値に比してやや大である。これは、[1]では実際のコースを想定し、ヨー角0~15°における平均値を採用しているためである。すなわち、ヨー角が0°に近い条件ほど、タイム削減度合いは小となる。

想定速度域(15kph前後)は上記データ想定の約1/2の速度となる。空気抵抗は速度^2に比例するので、ここは大雑把に(1/2)^2=1/4になると考えると、以下の推測を得る。
・32hカマボコリム → 50mm前後のディープリム
.... -12sec/1hour
・ノーマルフォーク → エアロフォーク
.... -7sec/1hour
・ラウンドチューブフレーム → セミアエロフレーム
.... -10sec/1hour

②転がり抵抗
[2]によれば、最良クラスのクリンチャーとチューブラーは、殆ど転がり抵抗に差が無い。だがチューブラーについては、良好な接着条件(接着剤、塗布方法、乾燥期間)に依存した部分があるので、その分を考慮し、いくつか安定した結果の出ている部分のサンプル(Veloflex Carbon、Crr 0.00312)を比較対象とした。クリンチャーは、Michelin Pro2Light+Latex(Crr 0.00254)を想定する。

[2]のデータに書いてある通り、実路面ではこのCrr値より高くなる。ここではその影響を100%(2倍)と考えた。また、[2]のデータは一輪分なので、これを考慮しさらに2倍する。

上記想定の基、想定速度域15kph前後では、クリンチャーとチューブラーの差は約3Wとなる。
[3]のサイトにより計算すると、想定コース・想定ライダーにおいて、この差は約34sec/hourのタイム差となる。

③重力
同じ50mmハイト前後で比較した場合、典型的な軽量クリンチャーホイールセットは、1450g前後(e.g., Reynolds Stratus, H=46mm)。チューブラーは1250g前後(e.g., ZIPP 404, H=58mm)となる。これにチューブ、タイヤの重量差も考慮して、クリンチャー/チューブラーの差は約300gと想定する。この影響を[3]のサイトにより計算すると、想定コース・想定ライダーにおいて、この差は約12sec/hourのタイム差となる。

エアロフォークについては、たとえばEaston EC90SLX(~300g)→Easton EC90Aero(~380g)に換装することで、約3sec/hourのタイム増。より空力に優れたOvalやCervelo Wolf TTでは、300g近いプラスとなり、約12sec/hourのタイム増。

エアロフレームについては、今日一般的な(非エアロ)軽量フレームが900g前後、「セミエアロフレーム」はいくつかあるが、最良の選択はCervelo SLC-SL(950g)。次点はCervelo SLC(1100g?)か。後者の想定ならば、約200g、8sec/hourのタイム増となる。


5. 考察
チューブラー v.s. クリンチャーという観点では、重量差を考慮しても、現時点では後者が有利(転がり抵抗34sec - 重力12sec = 22sec)。だが接着条件によっては、前者が優位となる可能性は否定できない。また、クリンチャー機材(ホイル、タイヤ)の軽量化が進む可能性もあり、技術動向の継続監視が必要である。

エアロフレームについて言えば、効果は重量見合いと考えられる。エアロフォーク+セミアエロフレームは約-17secのタイム削減が期待できるが、重量によって-5~20secが相殺されてしまう。非常に高価なフレーム(SLC-SL)と比較的軽量なフォーク(EC90Aero, Wolf SL)を用いる場合は約-12secのタイム削減になるが、そうでない場合は使っても使わなくても「トントン」である。特に重いフォーク(Oval, Wolf TT)を用いる場合、+3sec程度のタイム増となる可能性も否定できない。

尚、想定コースより高速型のコースプロファイルでは、転がり抵抗、空力とも影響が大となる。また、環境条件(風向、風速)によって空力の影響が大となる可能性もある。これらを考慮すると、本想定コースでトントンとなる組み合わせならば、より転がり抵抗と空力に優れた組み合わせの方が、他のコースでは有利となるであろう。


参考文献
[1] A.E. Jeukendrup, “High-Performance Cycling, ” Human Kinetics, 2002.
[2] A. Morison, “Al Morrison's Roller Crr Tests rev.3, ” http://biketechreview.com/performance/images/AFM_tire_testing_rev3.pdf, 2006.
[3] http://www.analyticcycling.com/.

1/07/2007

How about TRIMPS?

HRをお使いの方へ。

無理にTSSモデルを使わずに、「元祖」のTRIMPSをつかってみるのは、どうでしょうか。
TSSの代わりにTRIMPSを、CTL/ATL/TSBの計算に使うということです。

男性の場合:
TRIMP = training duration x [(HRavg - HRrest)/(HRmax - HRrest)] x 0.64exp[{(HRavg - HRrest)/(HRmax - HRrest)} x 1.92]

女性の場合:
TRIMP = training duration x [(HRavg - HRrest)/(HRmax - HRrest)] x 0.86exp[{(HRavg - HRrest)/(HRmax - HRrest)} x 1.67].

参考:http://multisport.qc.ca/app/DocRepository/1/INFE/Sommet_2006/mujika_aterlier6.pdf#search=%22trimp%201.92%20weighted%22

PolarのExertion Countも、確かTRIMPSだと思いました。

ただ、HRと運動強度との相関の不安定さ(環境要因、身体要因、ディレイ、ドリフト)、高強度(HRmax付近、以上)の運動強度をカウントできないといった面があります。TRIMPSは「そういうものだ」とお考え頂いた方が、よいかと。

1/02/2007

Jobst Brandt's resources

軽量リムは加速を向上するとか、重いリムは慣性で平地巡航に有利とか、ホイールの軽さは車体の他の部分の軽量化よりxx倍重要とか、ホイールに関する逸話・神話には事欠かない。その中には、マーケティング理由で流布されている、根拠の不確かな情報も多いだろう。一般消費者として、その辺に惑わされず「適切な」ホイール選択を行うには、どうすれば....?

↓の本の著者、Jobst Brandt氏の幅広い見識に触れるのが、一つの対策と思う。
http://www.amazon.com/gp/product/0960723668?ie=UTF8&tag=yarchive-20&linkCode=as2&amp;camp=1789&creative=9325&creativeASIN=0960723668

また↓には、氏のrec.bicycles.techにおける発言のアーカイブがある。
http://yarchive.net/bike/index.html
※Brandt氏はホイール以外にも*とても*詳しいらしく、いろいろ参考になる。

そして、なぜか、あのSheldon Brown氏のサイトに、なぜかBrandt氏のFAQコーナーが....
http://www.sheldonbrown.com/brandt/

そして興味をもったら、ACCのこの辺とかで、いろいろ数字を入れて遊ぶのが吉と。
http://www.analyticcycling.com/WheelsClimb_Page.html

ただ、amazonの書評にもあるように、Brandt氏はコンマ数%のメリットを得るための、「キワドい」ホイールを作るノウハウはどうなのかな、とは思う。だがホイールのマス、イナーシャ等に関する大まかな知識は、これで十分のような気がする。

1/01/2007

TSS/CTL/ATL/TSB estimation using HR

某方面のご依頼により。TSS/ATL/CTL/TSB等について全部解説するのは大変なので、この辺をお読みください。
http://www.cyclingpeakssoftware.com/power411/levels.asp
http://www.cyclingpeakssoftware.com/power411/defined.asp
http://www.cyclingpeakssoftware.com/power411/performancemanagerscience.asp

以下、概略だけ。TSS、ATL、CTL、TSBをどう「翻訳」するのかは、あくまで個人の経験とスキルによります。


1. TSS
TSSとは、大雑把に言えばトレーニングストレス(強度×時間)をFTPによって正規化したもの。速い人も遅い人も、同じ相対強度で同じ時間ワークアウトを行ったなら、同じようなTSSを得る。


2. ATL/CTL/TSB
ATL = acute training load (7 d exponentially weighted moving average of daily TSS values)
 .... 直近(~7day)のストレス蓄積値。
CTL = chronic training load (42 d exponentially-weighted moving average of daily TSS values)
 .... 長期的(~42day)なトレーニング効果の蓄積値。
TSB = training stress balance = CTL - ATL
 .... インパルス-レスポンスモデル(フィットネス-疲労理論、二要因説)の考え方により数値化したパフォーマンス値。

ただし同じCTLが同じトレーニング効果を意味する訳でもないし、トレーニングの中身は何でもよい、という訳ではない。例えが正確でないかもしれないが、学習の蓄積と忘却効果を単純に数値化したようなもの。

TSS/ATL/CTL/TSBは、パワーデータとCPSがあれば、自動的に計算可能。


3. CPSを使わないTSS→ATL/CTL/TSBの計算
CPSが無くても、TSS→ATL/CTL/TSBの計算は可能。
下記のExcelシートを使う。自分で日曜大工してもOK。
 http://www.pdxtriclub.org/files/trainingmanager.xls
 http://www.cyclingforums.com/showpost.php?p=2949979&postcount=161


3. HRを用いたTSSの概算
TSSはパワー値から算出するものなので、本来HRからの算出はできない。1) HRとパワー(インテンシティそのもの)との相関は極めて不確実、というのは無論のこと、2) 特に、HRではトラックしづらい(平均パワーとHRの乖離が大きい)Coggan's L5以上のパワーレベルを反映しづらい点もご承知頂いた上で、あくまで、大体、でよければ、概算方法はある。

Wattageのこのスレッドに、いくつかの変換式が提案されている。
http://groups-beta.google.com/group/wattage/browse_frm/thread/e1b39a07586a9ad8/0ca7eca8172dbeaa

George Chester さんによる下式がその一つ。avereage HRは、トレーニングライド全体ではなく、インターバルセッションのON区間/OFF区間に分けて細かく計算した方がずっとマシになると思う。
 TSS = (Average heart rate / LT heart rate) x (duration in minutes) / 100

また、もっと複雑な方法が、上記スレッドの10番目のレスに書かれている。

(EDIT)
ここでも、いくつかの変換式が提案されている。PolarのExertionとの相関についても記述あり。
http://groups-beta.google.com/group/wattage/browse_frm/thread/61a2cff8fa20b58a/df346a13b3d9893e


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2006.1.2
George Chester さんの式が間違っていたので修正。
2006.1.7
Wattageのリンク追加。
 

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