http://www.biketechreview.com/tires/images/AFM_Bumpy_Data_BTR_rev1.pdf
BTRにAFMさんの新作が。コツコツとテストされていた、「コブ付き」ローラーでのCrrテスト結果。チューブラーは振動吸収に優れ、乗り心地がよいのは良く知られている。だが、その分Crrが高く出る傾向にあって、レース用途ではクリンチャー有利とされていた。一方、屋外環境では路面凹凸のCrrへの影響が無視できず、このためチューブラー優位という意見もあった。確か日本でも、アマンダさんがそういう主張をされていたような。
今回のテスト結果によれば、チューブラー(ZIPP)はクリンチャー(OpenCorsa-EvoKS23、EvoKS20、GP4000)に比して明確に、「コブ付き」の場合のCrrが増加していないことが分かる。路面凹凸によるパワーロスが少ないということである。むむむ....
そして今回のデータで特筆すべきは、なんと、ZIPPチューブラーとKS23がCrr的に比肩している点である。ちなみに、ZIPPチューブラーはVittoria製らしく、実質、CorsaEvoKSそのものであろう。AFMさんによれば、特にTrackGlueを使った訳ではなく、ContiGlue(速乾性?、http://www.mizutanibike.co.jp/continental/acce03.html)を2回塗布し、ヒートガンで乾燥させただけだという。これはチューブラー派に光明か? それとも、ZIPPチューブラーがすばらしいのか? DedaやVeloflexではどうなるのか?
なんにせよ、これで筆者も、またチューブラー使ってみようかなモードとなった。
4/01/2007
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14 件のコメント:
webで調べた走行抵抗情報は、つるつるの上を転がした時のデータが多いので、ちょっと気になってたんですよね。
後は、空気圧も同じにしている場合が多いので、高圧にできるチューブラーの方が有利な場合もあるかと。
後は、アスファルトのデコボコがどっちに有利に働くか・・・というところ。
最終的にはクリンチャーとチューブラーの差はあまりなくて、エンジン鍛えるのは一番って答えになりそうですが^^;
今回のデータはフラットTTを想定した、1000Hzの凸凹を想定しているんですよね。ヒルクライムならばもっと低周期な凹凸になるので、影響は小の方向になると思います。実際は、路面次第かと。
それから、AFMさんは樹脂ローラーを使用していているため、Crrの大きいタイヤほど加熱され、見た目のCrrが小さくなります。その補正も入れているのですが、温度測定結果のばらつき方がちょっと妙じゃありませんか?特にZIPPの温度変化が... G~J列はちょっと割り引いて見た方がいいかもしれません。
チューブラーは接着方法の差が顕著なのが、やっぱり難しくないですかね。接着剤とか硬化期間とか。一回パンクしたら、再接着→また硬化期間を待つってのは一般庶民には... 是非今度タキザワで、競輪選手の接着方法でも盗んできてください:-D
確かに、エンジンを鍛えて効果がある内はエンジンを鍛えるのが一番かもしれません。ですが練習でFTPを+1Wする苦労もだんだん大きくなってきます。それで、Crrで稼げる“Free N Watts”も非常に貴重となっております次第です。
まいどです。
調べれば調べるほど興味は尽きないですね。
・・・ってことはtarmacさん、僕の狙っているB社のXXXチューブラーホイールを使用予定ですか?
>> livestrongさん
ええ、なんですね、そろそろ、試験用のマイ3本ローラーが欲しくなってきました! もしかすると、国産タイヤに良いものがあるかも。それに、チューブラーだと、接着後のCrr変化確認も必要ですよね。
無論、livestrongさんにも期待大な訳ですが:->
決戦用にZippのリムが欲しくなりますねぇ。
実際の道路は1000Hzと比べてどうなんだろう。
そして、試験で使用したデコボコはアスファルトの路面に比べて荒いのかそうではないのか。
うーん、悩みますね。
自分で試験するのが一番ですね。きっと。
やっぱりibike+PTですかね。
>>せきなおさん
いや、超軽量なXXXより、超エアロなアレとかアレが使いたい訳です...しかもヒルクライムで超無駄な感じで....
というか、XXXはPTが使えないので、やっぱり手放します。
>>さいとー(?)さん
そうです、さいとーさんやせきなおさんクラスのスピードなら、超エアロが生きるはずです。もっとも、実際にはポジション(+ヘルメット、スーツ)の方がずっと重要ですが...
凸凹の大きさについては、φ2.2mm銅線をテープで貼り付けていると、以前どこかに書いてありました。非常に細かいバンプであって、パヴェ的なものでないのは確かです。
そして言うまでもなく、iBikeは私のネクスト・ターゲットです:->
はじめまして。
以前から拝見させていただいています。
POWERTAPとIBIKE PROを揃えてみたのでそのうち併用テストしてみようかと思います。
>> 大豆さん
おお、もしやあなた様は、あの伝説のローラー(以下略).... 今後ともよろしくお願いいたします。
空力の悪い私は、今まさにiBikeを検討しています。インプレ楽しみにしています。
S・R・M!
S・R・M!
>tarmac2006さん
同定されてしまっていますね・・・
一週間ほどibike proを運用してみましたが、3つある計測パラメータ(速度、風圧、傾斜)が急に変化する場面においておかしな表示になります。
特に顕著なのが風圧で、強い向かい風の中を30km/h、250Wで走行中に風向きが変わり風圧が抜けた状況で速度を維持すると30km/h、60Wとかと表示します。
風圧はかなり変動しますので風の強い日はあまりあてにならない表示になります。
傾斜角は3秒間位の平均を使用しているようですので急な上り下りでは傾斜角が追従しないため変な数値が出ます。
ダンシングで左右に振り過ぎると傾斜角が変な表示になります。
スプリントで急加速した場合もかなり大きな数値が表示されます。
2000Wって・・・競輪学校に適正で入れますぜ。
あと振動に弱いです。
ステムから延長するメーターアームなど振動を受けやすい設置方法だと"bAd files"と表示されてそれまでのログごと吹き飛びます。
現状では値段と導入の容易さ以外にPTに勝るところは傾斜角くらいですね。(風圧はあてにならない)
という訳でLIVESTRONGさんもお勧めのSRMを僕もお勧めします。
実績があり過ぎて人柱にならないのがイマイチですけど。
あとはMINOURAが予定している出力計ですかね?
一応私はスポンサードしてもらっているのですがモニター依頼が一度も来たことが無いです。
>>大豆さん
うーん、やっぱり仕組み的に悪環境には弱いみたいですね。まず、Coast-down testで同定したCdA、Crrから乖離するとパワーの計算がかなりずれると。これ困りますね。
ジャイロ出力は、路面振動によるデータ悪化対策で、移動平均とか、スムージングしてあるんでしょうか。これはしょうがないかも。
ログごと吹き飛ぶのは、電池の接点圧か何かの問題でしょうか? これは一番困りますね!うーん
私は、ibikeのcoast-down testをCdAの評価に使えないかな、と思ってました。Crrを固定値にして、CdAだけ求めるとか...でもログ飛びはちょっと怖いです。
私もSRMをずっと狙っていますが、コンパクトはちっとも安くなりません :-<
トラック、トライアスロンのディスクユーザは選択肢無いから、辛いですよね。非常にコアなユーザ層だと思うのですが。MINOURAさんが本当に作っているなら期待大です。
風圧関係がかなり弱い印象を受けます。
Cda値もCrr値(ibikeではCSt AEroとCSt Fric)も風圧から計算するので風の全く無い条件下でないと正確な測定は無理です。
前橋とか小倉の屋根付きバンクなら正確に計測できそうです。
ibikeとPTが近い値を示したのは速度の落ちる長い上り区間でした。
今後のファームウェアのアップデートに期待したいところです。
米ミノウラのサイトで来年初頭とありましたが本当に出すのかどうか・・・
もう一つCATEYEがありますよ!おそらく誰も買わないであろう製品ですが。
冗談ついでに決戦用にPT WIRELESSを検討中です。
でもWH7801Cを買っちゃったので微妙なところ。
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