http://www.cranklength.info/cranks.htmのref4(Determinants of metabolic cost during submaimal cycling; McDaniel J, Durstine JL, Hand GA, Martin JC; J Appl Physiol 93; 823-828; 2002)を読んでみよう.いいリファレンスだと思うので,最後のDiscussionのところだけでもお読み頂くことをお勧めする.
...中身をすっ飛ばして結論を読むと以下のように書いてある:
・クランク長・ケイデンスはメタボリックコスト(*1)に大きな影響が見られなかった.
・パワー出力(*2)・ペダルスピード(同じケイデンスなら,クランクが長いほど速い)がメタボリックコストを決定付けている.
・メタボリックコストに対するパワー出力の大きさ,すなわち「効率」もペダルスピードが速いほど高い.
これらは,同じメタボリックコストであれば,ペダルスピードを速くする,つまりクランク長をなるべく長くとることで効率を向上し,パワー出力を向上できる可能性を示唆している.
前記事に書いた海外のコーチの多くは,経験的な理由から「廻せる範囲でなるべく長いクランクを使う」と言っているようだが,これも科学的に一理あるということになる.うーん,挑戦してみるか?
*1...酸素摂取量から確定的に算出される,人体のエネルギー消費量(だと思う).
*2...SRMとかで測定する実際のパワー出力.メタボリックコストの約25%前後になる.
9/24/2006
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