下図1,2はほぼ同じ平均パワーで,松郷峠(埼玉県,いわゆる「横松郷」ルート)のラスト2.776kmを走ったときのタイム等を記録したものである.
測定距離に1m程の差がある点,また試走日時が違い,風向,空気密度等の条件に多少誤差がある点は差し引いて見て頂きたい.だが,本コースは平均勾配 6.87%ときつく,平均時速は20km/hに届かない.また,周りを林に囲まれており風の影響も少ない.このためヒルクライム用の機材の影響を見るには 悪くないコースである.
測定距離に1m程の差がある点,また試走日時が違い,風向,空気密度等の条件に多少誤差がある点は差し引いて見て頂きたい.だが,本コースは平均勾配 6.87%ときつく,平均時速は20km/hに届かない.また,周りを林に囲まれており風の影響も少ない.このためヒルクライム用の機材の影響を見るには 悪くないコースである.
Fig.1 2006/8/5の試走 (Avg. 279W, 2.776km, Time 9:25:74, PT SL使用)
Fig.2 2006/2/4の試走 (Avg. 282W, 2.777km, Time 9:39:60, PT Pro使用)
8/5と2/4では,前者の方が全備重量がおそらく500g~800g程度軽い(体重,衣類,パーツなど).この影響が5秒程度あるとしても,14秒も前 者が速いというのはどういうことか? パワー的には,後者の方が若干出ている(*1)ので,後者が少しだけ速いか,トントンでもおかしくないだろう.
そう,「何か」を変えたのだ.10分以下のコースで10秒も違えば,60分のTTでは1分程度のタイム短縮に繋がる.まあ,本ブログの過去記事も見ている方には何を変えたのかバレバレであろうが...
8/5と2/4では,前者の方が全備重量がおそらく500g~800g程度軽い(体重,衣類,パーツなど).この影響が5秒程度あるとしても,14秒も前 者が速いというのはどういうことか? パワー的には,後者の方が若干出ている(*1)ので,後者が少しだけ速いか,トントンでもおかしくないだろう.
そう,「何か」を変えたのだ.10分以下のコースで10秒も違えば,60分のTTでは1分程度のタイム短縮に繋がる.まあ,本ブログの過去記事も見ている方には何を変えたのかバレバレであろうが...
*1 筆者所有のPT SLは,PT Proに比べて0.5~1.5%程度トルク,パワー値が小さく出る.この影響を考慮すると,279Wと282Wは誤差範囲の違いとみなせる.
2 件のコメント:
こんにちは。久々にこちらものぞかせていただいてます。
変えた「何か」と言うと「ペーシング」でしょうか? ふたつのグラフを見比べると2月のグラフの方が明らかに入りでパワーが高く出ています。逆に8月のグラフでは入りから中盤まではほぼフラットで、ゴール近くなるほどパワーが高くなっているように見えます。
そう,2月のは明らかに“Starting out too hard”です.が,まずいペーシングにもかかわらず2つの試走はほぼ同じ平均パワーに終わっています.
同じ平均パワーの場合,このコースでペーシングによりタイムアップする可能性があるのは,1)後半ややフラットになるセクションのパワーを落とし,2) 逆に前半(と一番最後)でパワーをやや上げることだと思いますが,この観点からは2006/2の方がむしろ良さそうです.
...ということで,他の何かがタイムに影響してしまったようです.以下の可能性が残ります.
(1) 体重減. 基準体重は1kgも変わっていないはずだが,8月の方が脱水で軽くなっていた.
(2) 何か(笑)の機材変更.
上記のいずれかまたは両方だと思われます....
ちなみに最新型超軽量フレーム導入によるプラセボ・エフェクトは何Wくらいでしたか(笑)
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